バックナンバー

第0050号 R・チャンドラーの世界 その2

前号に引き続き「チャンドラーの世界」の紹介。チャンドラーの魅力は語り尽くせないものがある。作品だけでなく、関連書籍だったり、そして数多くの「名言」。どこまでこの紙面で書けるだろうか……。 ...

第0049号 R・チャンドラーの世界 その1

私のこの『ミステリ読書案内』も、次号で50号。その50号発行を記念して、今49号と次号と2号連続してレイモンド・チャンドラーを取り上げてみることにした。私の一番好きなミステリ作家。

第0048号 太田紫織『櫻子さんシリーズ』

角川文庫の「キャラクター文芸」の一番の柱。モンスター・シリーズ。大ベストセラーになっている太田紫織の『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』シリーズ。昨年の年末に最新作の15巻目が出た。

第0047号 松岡圭祐 ベスト表

今度は松岡圭祐。現役でバリバリ活動中の作家。「ベスト表」はまだ早いのでは…と言われそうな気もするが、若い人の気持ちを引きつけているので、とりあえず今の段階での「ベスト表」を作ってみようと考えた。 ...

第0046号 『幻影城』作家 その2 連城三紀彦特集

第10号で紹介した探偵小説専門誌『幻影城』。その中から誕生した作家の2回目。連城三紀彦は、「探偵小説の復活」を目指した『幻影城』に相応しい作家だったと思う。物語の作り手として。

第0045号 逢坂剛『百舌シリーズ』完結

昨年の8月末に、逢坂剛の『百舌シリーズ』の7巻目『百舌落とし』が出版された。これでMOZUシリーズが完結した。楽しみに取っておいた本を冬休みにようやく読んだので紹介しようと思う。

第0044号 怪盗ルパンの世界

作者のモーリス・ルブランの名前より、登場人物の「怪盗ルパン」の名前の方がだんぜん有名。特に日本では…。辻真先の『迷犬ルパン』をはじめ多くのミステリ作品・マンガ・映画などにつながりを持っている。 ...

第0043号 加藤実秋「インディゴ」シリーズ他

ここ2年くらいの間にトントンと読んだのが加藤実秋。最初は『さくらだもん!』のような気軽に読めるものからスタートした。今回は、一番の柱となる『インディゴの夜』シリーズを中心に書いてみようと思う。 ...

第0042号 ホームズ贋作展 海外編

第31号で取り上げたシャーロック・ホームズ。再度取り上げる。今回は、「贋作展」の形で。海外編をまず。日本編はまた後の号で取り上げる予定。ホームズがその後に与えた影響の大きさを実感してほしい。

第0041号 山村美紗ベスト表

前号がクリスティ。今回が山村美紗。かなり意図的に取り上げてみた。“日本のアガサ・クリスティ”と呼ぶのに一番ふさわしいのは、やはり山村美紗だと思う。ミステリの作り方に似た要素が多いと感じている。 ...

第0040号 A・クリスティの世界 その2

「ミステリの女王」と呼ばれるアガサ・クリスティの特集。この号では作家論を中心に。 『アガサ・クリスティー読本』 『アガサ・クリスティー自伝(上下巻)』 ジャックマール&セネカルの『そして誰もいなくな...

第0039号 A・クリスティの世界 その1

「ミステリの女王」と呼ばれるアガサ・クリスティの特集。この号ではベスト表中心に。 『そして誰もいなくなった』 『スタイルズ荘の怪事件』 『白昼の悪魔』 『アクロイド殺害事件』 『オリエント急行の殺人...

第0038号 「昭和」を思い起こさせるミステリ

時代の切り替わりの時期。「昭和」の時代を思い起こさせるミステリを特集する。 風野真知雄 『昭和探偵』 小路幸也 『テレビ探偵』 松岡圭祐 『グアムの探偵』 葵瞬一郎 『東海道新幹線殺人事件』『オホー...

第0037号 大沢在昌『新宿鮫』シリーズ

大沢在昌の人気シリーズ『新宿鮫』の新刊が出た。『暗約領域』について紹介する。 大沢在昌 1991年のミステリ 『新宿鮫』 ハードボイルド 直木賞 『無間人形』 キャリア刑事 警察小説 北朝鮮問題 『...

第0036号 『幻影城』作家 その1泡坂妻夫特集

探偵小説専門誌『幻影城』から誕生した作家を4回に分けて連載。第1回は泡坂妻夫。この作家が日本のミステリ史に残した功績は非常に大きいものがある。 『乱れからくり』 『11枚のとらんぷ』 亜愛一郎 ヨギ...

第0035号 大崎梢と現在の書店事情

昨年、大崎梢の本を読み始めた。半年で10冊以上を読んだ。これがなかなか面白い。特に、『配達あかずきん』から始まる書店関連のシリーズが傑作揃いだ。現在の書店の置かれている事情を詳しく教えてくれる大崎梢。...

第0034号 岡崎琢磨『珈琲店タレーラン』シリーズ

昨年11月に、3年ぶりの新作『珈琲店タレーランの事件簿6』が出版された。ずいぶん長い間待たされたような気もする。岡崎琢磨の新作『珈琲店タレーランの事件簿6・コーヒーカップいっぱいの愛』が出た。 京都...

第0033号 佐々木譲『第二次大戦秘話三部作』

この『読書案内』の第28号「平成ミステリの総括」で、ベスト10の中に佐々木譲の『エトロフ発緊急電』を挙げた。今回は、佐々木譲の初期の代表作。『第二次大戦秘話三部作』を取り上げ、紹介する。 『ベルリン...

第0032号 渡辺裕之ベスト表

現役バリバリの作家。ベストセラー作家の常連になりつつある渡辺裕之。平成19年のデビューなので、まだ10年ちょっと。現在まで42作。今後、さらに上位に位置する作品を生み出してくれると期待される。今、大活...

第0031号 シャーロック・ホームズの世界

『読書案内』21号で、E・A・ポオについて紹介した。となれば、次はシャーロック・ホームズしかない。「名探偵」と言えば、誰しもがホームズの名前を挙げる。すべての人が認める世界に知られた名探偵の中の名探偵...