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第0122号 馬ミステリあれこれ特集

動物ミステリ紹介の第5弾。今回は「馬」に関するミステリを集めてみた。【Key語句】  競馬ミステリ ディック・フランシス 『興奮』 岡嶋二人 『あした天気にしておくれ』 『日本ダービー殺人事件』 「牛ミステリ」

第0121号 南英男のベスト表

ハードアクションの作品を今もなお連発している南英男を取り上げ、紹介する。【Key語句】  非合法捜査 悪党社員 組長刑事 強請屋稼業 警察小説風ミステリ  加筆・修正・改題 龍一京・警察小説形式のハードアクション・ミステリ

第0120号 コリン・ウィルコックスの世界

1970年代のアメリカを代表する警察小説の作者・ウィルコックスを紹介する。【Key語句】 プロンジーニとの共著『依頼人は三度襲われる』 ヘイスティングス警部  テレビドラマ ハードボイルド関連 J・J・マリック『ギデオンの一日』

第0119号 植草甚一『ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう』

ミステリ評論本紹介の3回目。植草甚一の『ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう』。【Key語句】 映画・ジャズ評論家 晶文社『雨降りだからミステリーの勉強でもしよう』 ハヤカワ・ミステリ・マガジン連載 日本推理作家協会賞 評論その他の部門

第0118号 古書価格の高い本~日本篇

私が持っている本の中から古書価格の高い本を紹介する。今回は日本編である。【Key語句】 梶龍雄『龍神池の小さな死体』 多島斗志之『〈移情閣〉ゲーム』 連城三紀彦『夜よ鼠たちのために』 小泉喜美子『死だけが私の贈り物』

第0117号 爬虫類ミステリ特集

爬虫類が登場するミステリを探してみると、思いの外少ないことがわかる。【Key語句】 D・J・カー『爬虫類館の殺人』 似鳥鶏『午後からはワニ日和』 レックス・スタウト『毒蛇』 スピレイン『蛇』 蒼月海里『地底アパート』シリーズ

第0116号 太田蘭三のベスト表

山岳ミステリ、釣りミステリの第一人者・太田蘭三の作品を紹介する。【Key語句】 歴史小説からの転向 『顔のない刑事』シリーズ 『釣部渓三郎』シリーズ 『北多摩署純情派』シリーズ 『脱獄山脈』 今野敏・最新作『任侠シネマ』

第0115号 クレイグ・ライスの世界

アメリカの女流作家のクレイグ・ライスの紹介。代表作は『大当たり殺人事件』。【Key語句】 『スイート・ホーム殺人事件』 『幸運な死体』 名探偵マローン 小泉喜美子 古書価格 ブラッドベリ『死ぬときはひとりぼっち』

第0114号 中山七里『ドビュッシー』シリーズ

中山七里の『ドビュッシー』シリーズの最新刊『合唱 岬洋介の帰還』を紹介する。【Key語句】 『さよならドビュッシー』 「このミステリーがすごい!」大賞 『もういちどベートーヴェン』 司法修習生時代 オールスターの競演 音楽の力

第0113号 古書価格の高い本 海外もの篇

私が持っている「珍しい本」を、古書価格の高い本という観点で紹介してみよう。【Key語句】 ユースティス『水平線の男』 エクスブライヤ『パコは憶えているか』 ギャレット『魔術師が多すぎる』 カー『ビロードの悪魔』 クロフツ『フローテ公園の殺人』

第0112号 九鬼紫郎『探偵小説百科』

ミステリの研究所・評論本の紹介の第2弾。九鬼紫郎の『探偵小説百科』を紹介。【Key語句】 1975年刊。金園社 同人雑誌『ぷろふぃる』 編集長 ミステリの歴史 日本・海外の作家の紹介 江戸川乱歩賞 推理作家協会賞 『大怪盗』

第0111号 草野唯雄のベスト表

今はあまり取り上げられないが、安定した作品を生み出し続けた草野唯雄を紹介。【Key語句】 雑誌『宝石』 江戸川乱歩賞の候補『抹殺の意志』 『山口線“貴婦人号”』 『ハラハラ刑事一発逆転』 『「はやぶさ」は止まった』 蒸気機関車SL

第0110号 ウィリアム・L・デアンドリアの世界

比較的新しい時代のアメリカのパズラーミステリ作家・デアンドリアの紹介。【Key語句】 『視聴率の殺人』 ハヤカワ・ミステリ文庫『ホッグ連続殺人』名探偵マット・コップ 『殺人オン・エア』 ホイートリー『マイアミ沖殺人事件』

第0109号 鳥ミステリあれこれ特集

テーマ別ミステリの特集。今回は「鳥ミステリ」。思いの外作品数は多いようだ。【Key語句】 E・S・ガードナー『梟はまばたきしない』 デュ・モーリア『鳥』多島斗志之『バード・ウォーズ』 稲見一良『ダック・コール』 恐竜の子孫

第0108号 喜多喜久・化学探偵Mr.キュリー

理系ミステリの代表的なシリーズ。喜多喜久の『化学探偵Mr.キュリー』を紹介。【Key語句】 『このミステリーがすごい!大賞』 『ラブ・ケミストリー』 四宮大学 七瀬舞衣 准教授・沖野春彦 加藤実秋『渋谷スクランブルデイズ』

第0107号 岡嶋二人のベスト表

日本では珍しい二人組の作家・岡嶋二人。代表作は『焦茶色のパステル』。【Key語句】 江戸川乱歩賞  『あした天気にしておくれ』 競馬ミステリ 『クラインの壺』 『99%の誘拐』 二人組のミステリ作家・安達瑶

第0106号 都筑道夫『黄色い部屋はいかに改装されたか?』

日本のミステリ評論本として都筑道夫の『黄色い部屋はいかに改装されたか?』を紹介。【Key語句】  EQMMの初代編集長 ミステリ・マガジンへの連載 本格推理小説 パズラー 謎の重要性 論理のアクロバット 『死体を無事に消すまで』

第0105号 小路幸也・東京バンドワゴン・シリーズ

小路幸也の『東京バンドワゴン』シリーズの最新作『イエロー・サブマリン』を紹介。【Key語句】 春夏秋冬の話4編で1年を1冊という構成 ホームドラマが基本形 『ヘイ・ジュード』 『アンド・アイ・ラブ・ハー』 古書店ミステリ

第0104号 クリスチアナ・ブランドベスト表

イギリスで「クリスティの後継者」と呼ばれたクリスチアナ・ブランドの紹介。【Key語句】 コックリル警部 『はなれわざ』 『切られた首』 『自宅にて急逝』 ポケット・ミステリ イギリス女流作家 マリオン・マナリング『殺人混成曲』

第0103号 天藤 真 ベスト表

寡作なのだがユーモアに溢れた上質のミステリを作り上げた天藤真の作品を紹介。【Key語句】 『陽気な容疑者たち』 「日本ミステリ界において独自の道を歩む作家」 『大誘拐』 短編集『遠きに目ありて』 昭和40年台後半のミステリ界