第0102号 日本ミステリ・ベスト100解説と言い訳
100号で特集した「日本ミステリ・ベスト100」についての解説と多少の言い訳。【Key語句】 「三大奇書」の位置取り 学生時代は結城昌治と仁木悦子ハードボイルドと警察小説の重視60位以降は選ぶのがたいへん。
100号で特集した「日本ミステリ・ベスト100」についての解説と多少の言い訳。【Key語句】 「三大奇書」の位置取り 学生時代は結城昌治と仁木悦子ハードボイルドと警察小説の重視60位以降は選ぶのがたいへん。
99号で掲載した『海外ミステリ・ベスト100』についての解説と多少の言い訳。【Key語句】ミステリの「古典」を読もう クイーン・カー・クロフツに育てられた最初の頃に読んだ本の評価が高いハードボイルドと警察小説の重視
100号を記念して「日本ミステリ・ベスト100」を企画。掲載してみた。【Key語句】 鮎川哲也『黒いトランク』 土屋隆夫『危険な童話』 横溝正史『獄門島』 坂口安吾『不連続殺人事件』 高木彬光『刺青殺人事件』 泡坂妻夫『乱れからくり』
『ミステリ読書案内』の100号記念の特集。『海外ミステリ・ベスト100』の紹介。【Key語句】 1988年までの海外ミステリ 歴史的な価値の重視 『Yの悲劇』 『火刑法廷』 『赤毛のレドメイン家』 『シャーロック・ホームズの冒険』
『邪馬台国はどこですか?』からスタートした独特のミステリ作家鯨統一郎の紹介。【Key語句】 バーでの歴史談義 アームチェア 桜川東子シリーズ 『冷たい太陽』 『タイムスリップ』シリーズ 『文豪たちの怪しい宴』 覆面作家 坂本司
今回は「犬ミステリ」の特集。日本・海外の犬が登場するミステリを紹介。【Key語句】 ドイル『バスカヴィル家の犬』 七尾与史『トイプー警察犬メグレ』 辻真先『迷犬ルパン』シリーズ 稲見一良『セント・メリーのリボン』『猟犬探偵』
中学生・高校生にお薦めするミステリの4回目。3冊の本を紹介する。【Key語句】 芦原すなお『山桃寺まえみち』 白川紺子『下鴨アンティーク』 『仁木悦子長編アラカルト・晴の巻・雨の巻』 『枯葉色の街で』
1970年代のアメリカのネオ・ハードボイルドの作家ビル・プロンジーニの紹介。【Key語句】 「名無しの探偵」シリーズ 『誘拐』 『殺意』 パルプ・マガジン R・B・パーカー探偵スペンサー・シリーズ シリル・ヘア『法の悲劇』
大々的な題名で読者を引き付け、奇抜な謎の提示で知られた吉村達也の紹介。【Key語句】 『Kの悲劇』 『旧軽井沢R邸の殺人』 朝比奈耕作「惨劇シリーズ」 「温泉シリーズ」 烏丸ひろみシリーズ 氷室想介シリーズ 「巻末著作リスト」
第90号に続く「猫ミステリ」の紹介。今回は日本編。「猫」がたくさん登場。【Key語句】 仁木悦子『猫は知っていた』 赤川次郎『三毛猫ホームズ・シリーズ』 柴田よしき『猫探偵正太郎シリーズ』 ヒロモト『ニャームズの名推理』
大人気の作家・西尾維新の数多くの作品の中から『掟上今日子シリーズ』を紹介。【Key語句】 『クビキリサイクル』「戯言シリーズ」 「美少年シリーズ」 「きみ・ぼく世界シリーズ」 『掟上今日子の設計図』 登場人物の名前
スラップスティック(ドタバタ劇)調のミステリの作家トニー・ケンリックの紹介。【Key語句】 ウエストレイクのトードマンダー・シリーズ 『リリアンと悪党ども』 桜井一の表紙イラスト 『スカイジャック』 ブリーン『ワイルダー一家の失踪』
テーマ別新企画として「猫のミステリ」を取り上げる。今回は海外編。【Key語句】 若竹七海・富山店長 E・A・ポオ『黒猫』 クイーン『九尾の猫』 A・A・フェア『猫は夜中に散歩する』 『町でいちばん賢い猫』マーフィー・シリーズ
ハードボイルドを生み出したアメリカの1920年代の雑誌『ブラックマスク』特集。【Key語句】 パルプマガジン ハメット キャロル・ジョン・デイリイ 小鷹信光 ジョゼフ・T・ショー編集長 『卑しい街を行く』 ロスト・ジェネレーション
「旅情ミステリ」宮之原警部シリーズの生みの親。木谷恭介の紹介。【Key語句】 ラジオ番組「小沢昭一的こころ」 『赤い霧の殺人行』 警察庁広域捜査室 京都を舞台にしたミステリ 『新幹線のぞみ47号消失!』 『京都木津川殺人事件』
アメリカの代表的警察小説『87分署シリーズ』の作者エド・マクベインの紹介。【Key語句】 『暴力教室』 “マルティン・ベック・シリーズ” 『警官嫌い』 刑事キャレラ 架空の都市アイソラ 『酔いどれ探偵街を行く』
2月に新潮文庫から出た島田荘司の『新しい十五匹のネズミのフライ』を取り上げる。【Key語句】 ホームズ譚のパスティーシュ 『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』 ワトソン『赤毛組合』 『緋色の研究』 鉄道と馬車 「新本格」の時代 綾辻行人
今回は津村秀介。ますます地味で目立たない作家を取り上げる。今では、多くの人に「誰?その作家?」と言われそうな位置に来ているのではないだろうか。図書館の開架本棚からは姿を消してしまった現状。
ドナルド・E・ウエストレイク、リチャード・スターク、タッカー・コウの名義を使い分けて、異なった作風を描き分けた天才作家。ハードボイルドの流れを各方面に展開し、広げてくれた功績は大きい。
今回は、まったく趣向を変えて「絵」の話。ミステリとは関係ない話なのだけれども……。本の楽しみのひとつ。手で触れて、ページをめくって、表紙を眺めて、挿絵を見て、奥付を確認……。それが“本”なのだ。 ...