第0062号 原尞『それまでの明日』
日本の正統派ハードボイルドの作家・原尞の最新作『それまでの明日』を紹介。【Key語句】 結城昌治 大沢在昌 北方謙三 『そして夜は甦る』 『私が殺した少女』チャンドラーのフィリップ・マーロウ フランク・グルーバー 『探偵人間百科事典』
日本の正統派ハードボイルドの作家・原尞の最新作『それまでの明日』を紹介。【Key語句】 結城昌治 大沢在昌 北方謙三 『そして夜は甦る』 『私が殺した少女』チャンドラーのフィリップ・マーロウ フランク・グルーバー 『探偵人間百科事典』
ミステリの評論家、編集者、作家として大きな土台を作ってくれた都筑道夫の紹介。【Key語句】『やぶにらみの時計』『猫の舌に釘を打て』『三重露出』『誘拐作戦』『なめくじ長屋捕物さわぎ』「キリオン・スレイ」『退職刑事』シリーズ
コーネル・ウールリッチの特集の第2弾。「憎悪と情熱、愛と復讐」の物語。【Key語句】 創元推理文庫版『アイリッシュ短編集』 ポケミス版『ぎろちん』『さらばニューヨーク』『夜の闇の中へ』「都会派サスペンス」ハードボイルドの親戚
私がチャンドラーと共に好きな作家として挙げていたウールリッチ。2号連続の特集。【Key語句】 コーネル・ウールリッチ ウィリアム・アイリッシュ 江戸川乱歩 『幻の女』 『暁の死線』 『黒衣の花嫁』 創元推理文庫 アイリッシュ短編集 『黒いカーテン』
青柳碧人の代表的なシリーズ『浜村渚の計算ノート』を紹介する。【Key語句】 数学ミステリ 関数 方程式 定理 対数 確率 『西川麻子』シリーズ 数学テロ集団「黒い三角定規」 中学校2年生の女子生徒 『ブタカン!』シリーズ
日本の「法廷ミステリ」の第一人者と呼ばれる和久峻三。その作品を紹介しよう。【Key語句】 『仮面法廷』 江戸川乱歩賞 「赤かぶ検事」 「京都殺人案内」「あんみつ検事」 「弁護士猪狩文助」 『雨月荘殺人事件』 『野性時代』
探偵小説専門誌『幻影城』から出発した作家紹介の3回目。栗本薫を取り上げる。【Key語句】 第2回幻影城新人賞 『群像』評論部門 『ぼくらの時代』 江戸川乱歩賞 『絃の聖域』 『猫目石』 『グイン・サーガ・シリーズ』 O・ヘンリー傑作集
ここ最近出版されたライト文芸ミステリ、キャラクター文芸ミステリ系の中から4つのシリーズを取り上げて紹介する。いずれも、売れ行き絶好調の人気シリーズである。その魅力は……。どこにあるのか。
正統派ハードボイルド。ハメット、チャンドラーと来れば、次はロス・マクドナルド。でも、実際には一人ずつ違う特徴があって、違う世界が描かれている。ロス・マクドナルドなりの独特の世界だと思う。 ...
平成から令和の時代に変わってまもなく1年。以前、『読書案内27号』で平成ミステリ・ベストの特集を書いた。その後、読者の一人から新たな「ベスト10」の提案があったので、再び考えてみようと思った。 ...
42号の続き「贋作展」。今度は日本編。日本にもシャーロック・ホームズの贋作・パロディはたくさん存在する。師匠の作品を巧みに自分の作品に組み入れていく技術の高さは、日本人の得意とするところである。 ...
今回は辻真先の特集。日本のミステリ作家の中で一番の多種多芸の人。NHKのテレビプロデューサーからスタート。脚本家。昭和7年生まれで今年87歳。でも、現役バリバリで書き続けていることがすごい。 ...
前号に引き続き「チャンドラーの世界」の紹介。チャンドラーの魅力は語り尽くせないものがある。作品だけでなく、関連書籍だったり、そして数多くの「名言」。どこまでこの紙面で書けるだろうか……。 ...
私のこの『ミステリ読書案内』も、次号で50号。その50号発行を記念して、今49号と次号と2号連続してレイモンド・チャンドラーを取り上げてみることにした。私の一番好きなミステリ作家。
角川文庫の「キャラクター文芸」の一番の柱。モンスター・シリーズ。大ベストセラーになっている太田紫織の『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』シリーズ。昨年の年末に最新作の15巻目が出た。
今度は松岡圭祐。現役でバリバリ活動中の作家。「ベスト表」はまだ早いのでは…と言われそうな気もするが、若い人の気持ちを引きつけているので、とりあえず今の段階での「ベスト表」を作ってみようと考えた。 ...
第10号で紹介した探偵小説専門誌『幻影城』。その中から誕生した作家の2回目。連城三紀彦は、「探偵小説の復活」を目指した『幻影城』に相応しい作家だったと思う。物語の作り手として。
昨年の8月末に、逢坂剛の『百舌シリーズ』の7巻目『百舌落とし』が出版された。これでMOZUシリーズが完結した。楽しみに取っておいた本を冬休みにようやく読んだので紹介しようと思う。
作者のモーリス・ルブランの名前より、登場人物の「怪盗ルパン」の名前の方がだんぜん有名。特に日本では…。辻真先の『迷犬ルパン』をはじめ多くのミステリ作品・マンガ・映画などにつながりを持っている。 ...
ここ2年くらいの間にトントンと読んだのが加藤実秋。最初は『さくらだもん!』のような気軽に読めるものからスタートした。今回は、一番の柱となる『インディゴの夜』シリーズを中心に書いてみようと思う。 ...