第0042号 ホームズ贋作展 海外編
第31号で取り上げたシャーロック・ホームズ。再度取り上げる。今回は、「贋作展」の形で。海外編をまず。日本編はまた後の号で取り上げる予定。ホームズがその後に与えた影響の大きさを実感してほしい。
第31号で取り上げたシャーロック・ホームズ。再度取り上げる。今回は、「贋作展」の形で。海外編をまず。日本編はまた後の号で取り上げる予定。ホームズがその後に与えた影響の大きさを実感してほしい。
前号がクリスティ。今回が山村美紗。かなり意図的に取り上げてみた。“日本のアガサ・クリスティ”と呼ぶのに一番ふさわしいのは、やはり山村美紗だと思う。ミステリの作り方に似た要素が多いと感じている。 ...
「ミステリの女王」と呼ばれるアガサ・クリスティの特集。この号では作家論を中心に。 『アガサ・クリスティー読本』 『アガサ・クリスティー自伝(上下巻)』 ジャックマール&セネカルの『そして誰もいなくな...
「ミステリの女王」と呼ばれるアガサ・クリスティの特集。この号ではベスト表中心に。 『そして誰もいなくなった』 『スタイルズ荘の怪事件』 『白昼の悪魔』 『アクロイド殺害事件』 『オリエント急行の殺人...
時代の切り替わりの時期。「昭和」の時代を思い起こさせるミステリを特集する。 風野真知雄 『昭和探偵』 小路幸也 『テレビ探偵』 松岡圭祐 『グアムの探偵』 葵瞬一郎 『東海道新幹線殺人事件』『オホー...
大沢在昌の人気シリーズ『新宿鮫』の新刊が出た。『暗約領域』について紹介する。 大沢在昌 1991年のミステリ 『新宿鮫』 ハードボイルド 直木賞 『無間人形』 キャリア刑事 警察小説 北朝鮮問題 『...
探偵小説専門誌『幻影城』から誕生した作家を4回に分けて連載。第1回は泡坂妻夫。この作家が日本のミステリ史に残した功績は非常に大きいものがある。 『乱れからくり』 『11枚のとらんぷ』 亜愛一郎 ヨギ...
昨年、大崎梢の本を読み始めた。半年で10冊以上を読んだ。これがなかなか面白い。特に、『配達あかずきん』から始まる書店関連のシリーズが傑作揃いだ。現在の書店の置かれている事情を詳しく教えてくれる大崎梢。...
昨年11月に、3年ぶりの新作『珈琲店タレーランの事件簿6』が出版された。ずいぶん長い間待たされたような気もする。岡崎琢磨の新作『珈琲店タレーランの事件簿6・コーヒーカップいっぱいの愛』が出た。 京都...
この『読書案内』の第28号「平成ミステリの総括」で、ベスト10の中に佐々木譲の『エトロフ発緊急電』を挙げた。今回は、佐々木譲の初期の代表作。『第二次大戦秘話三部作』を取り上げ、紹介する。 『ベルリン...
現役バリバリの作家。ベストセラー作家の常連になりつつある渡辺裕之。平成19年のデビューなので、まだ10年ちょっと。現在まで42作。今後、さらに上位に位置する作品を生み出してくれると期待される。今、大活...
『読書案内』21号で、E・A・ポオについて紹介した。となれば、次はシャーロック・ホームズしかない。「名探偵」と言えば、誰しもがホームズの名前を挙げる。すべての人が認める世界に知られた名探偵の中の名探偵...
前号に引き続いてハメットの特集。「ハードボイルド」を理解するには、ハメットの人物像を理解することが大切である。今号では、ハメットの伝記をスタートに、ハードボイルドの本質に迫る分析を心がけたい。
ハメットについて2号連続で特集。サミュエル・ダシール・ハメット。ハードボイルド・ミステリの始祖。彼がいたから今のハードボイルドがある。今号では作品を中心に、次号ではハメットの人物像を中心に紹介する。 ...
私が大学を卒業した昭和52年(1977年)頃は、今にして思えば、ひとつのミステリ・ブームの時代だったのかもしれない。その頃の記念誌的な雑誌のひとつ『EQ』。今回はその紹介をしてみようと思う。
平成から令和の時代に。1年前の『このミステリーがすごい!2019年版』に30年間の「キング・オブ・キングス」の発表があった。新年でもあるので、この30年の日本「平成ミステリ」の総括を考えてみた。 ...
『このミステリーがすごい!2020年版』が出た。今年のミステリを振り返り、そして自分の読書を振り返る良い機会。『このミス2020』の記事を土台にして、少し考えてみよう。どんな年だったかな?
昨年から今年の夏にかけてハルキ文庫から北方謙三の『ブラディ・ドール』シリーズが矢継ぎ早に再刊された。私もここ1年ぐらいの間に集中して読んだ。まとめて読んだ感想を記録しておきたくて、取り上げてみた。 ...
私たちの年代にとっては懐かしい映画『犬神家の一族』。池の水面から逆様になった脚が2本の構図。横溝と言えば、本当に日本を代表するミステリ作家。“金田一耕助”とともに歴史に名を残している。
今回はジュニア物ミステリの話。長年、講談社の“青い鳥文庫”を中心に活躍してきた、はやみねかおると松原秀行。本当に、子どもたちを喜ばせようとする思いが一杯に詰まった作品群である。過去の有名なトリックも、...