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第0037号 大沢在昌『新宿鮫』シリーズ

大沢在昌の人気シリーズ『新宿鮫』の新刊が出た。『暗約領域』について紹介する。 大沢在昌 1991年のミステリ 『新宿鮫』 ハードボイルド 直木賞 『無間人形』 キャリア刑事 警察小説 北朝鮮問題 『...

第0036号 『幻影城』作家 その1泡坂妻夫特集

探偵小説専門誌『幻影城』から誕生した作家を4回に分けて連載。第1回は泡坂妻夫。この作家が日本のミステリ史に残した功績は非常に大きいものがある。 『乱れからくり』 『11枚のとらんぷ』 亜愛一郎 ヨギ...

第0035号 大崎梢と現在の書店事情

昨年、大崎梢の本を読み始めた。半年で10冊以上を読んだ。これがなかなか面白い。特に、『配達あかずきん』から始まる書店関連のシリーズが傑作揃いだ。現在の書店の置かれている事情を詳しく教えてくれる大崎梢。...

第0034号 岡崎琢磨『珈琲店タレーラン』シリーズ

昨年11月に、3年ぶりの新作『珈琲店タレーランの事件簿6』が出版された。ずいぶん長い間待たされたような気もする。岡崎琢磨の新作『珈琲店タレーランの事件簿6・コーヒーカップいっぱいの愛』が出た。 京都...

第0033号 佐々木譲『第二次大戦秘話三部作』

この『読書案内』の第28号「平成ミステリの総括」で、ベスト10の中に佐々木譲の『エトロフ発緊急電』を挙げた。今回は、佐々木譲の初期の代表作。『第二次大戦秘話三部作』を取り上げ、紹介する。 『ベルリン...

第0032号 渡辺裕之ベスト表

現役バリバリの作家。ベストセラー作家の常連になりつつある渡辺裕之。平成19年のデビューなので、まだ10年ちょっと。現在まで42作。今後、さらに上位に位置する作品を生み出してくれると期待される。今、大活...

第0031号 シャーロック・ホームズの世界

『読書案内』21号で、E・A・ポオについて紹介した。となれば、次はシャーロック・ホームズしかない。「名探偵」と言えば、誰しもがホームズの名前を挙げる。すべての人が認める世界に知られた名探偵の中の名探偵...

第0030号 ダシール・ハメットの世界その2

前号に引き続いてハメットの特集。「ハードボイルド」を理解するには、ハメットの人物像を理解することが大切である。今号では、ハメットの伝記をスタートに、ハードボイルドの本質に迫る分析を心がけたい。

第0029号 ダシール・ハメットの世界その1

ハメットについて2号連続で特集。サミュエル・ダシール・ハメット。ハードボイルド・ミステリの始祖。彼がいたから今のハードボイルドがある。今号では作品を中心に、次号ではハメットの人物像を中心に紹介する。 ...

第0028号 ミステリ総合誌『EQ』の思い出

私が大学を卒業した昭和52年(1977年)頃は、今にして思えば、ひとつのミステリ・ブームの時代だったのかもしれない。その頃の記念誌的な雑誌のひとつ『EQ』。今回はその紹介をしてみようと思う。

第0027号 平成時代のミステリの総括

平成から令和の時代に。1年前の『このミステリーがすごい!2019年版』に30年間の「キング・オブ・キングス」の発表があった。新年でもあるので、この30年の日本「平成ミステリ」の総括を考えてみた。 ...

第0026号 『このミス2020』を見て!

『このミステリーがすごい!2020年版』が出た。今年のミステリを振り返り、そして自分の読書を振り返る良い機会。『このミス2020』の記事を土台にして、少し考えてみよう。どんな年だったかな?